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ジョンさんと私(冷菓編)

これは「ジョンさんと私(初対面編)」の続きです。


ジョンさんの担当する仕事は、忙しい時とそうでない時があります。
そして実は、「そうでない時」の方が多いです。

しかし、勤勉なジョンさんですから、その状況に甘じてはいません。
忙しくない時(つまり大半)は、
「自分にできることはないか」とオフィスをまわって仕事を探してはるのですが
その時には
「余裕アリマスカラー」を連発されるのです。


「イマ余裕アリマスカラー、私ガ運ビマスー」
「今日ハ、余裕アリマスカラー、花ニ水ヤリマスー」
「私、余裕アリマスカラー、コチラデスー(来客の案内)」
など、大変身軽に動いてくださいます。

そしてつい先日、空前の「余裕アリマスday」がやって来ました。

ジョンさんには、前々から「この日は余裕がありまくる」と分かっていたらしく
あるプランを持って出社してこられました。

しかしその日のオフィスは、ジョンさんの余裕とは反対に大変忙しかったので
連絡を交換する朝のミーティングですら、いつもより巻き気味で進めていました。

さくさくと連絡事項が発表される中
ジョンさんが「連絡デス」と手を挙げて、前に出てきました。

皆は驚き「よほど重要なことが発表されるのだろう」と一斉に注目しました。
するとジョンさんは、皆に聞こえるように
普段は小さな声を一生懸命張り上げて言いました。

「今日ハ私、余裕アリマスカラー!
 皆サンノタメニ、アイスクリームヲ作リマスカラー!
 タクサン作リマスカラー!
 昼休ミニ、来テクダサイー!」

どう考えてもこのミーティングでこの発表をするのはおかしかったのですが
真面目なジョンさんの善良な思いやりは、疲れた皆の心を一瞬でつかみ
先日、入社10年目の人が結婚発表をした時よりも
大きな拍手と歓声が起こりました。




ジョンさんのアイスは
(※アメリカ製アイスクリームメーカーを家から持ってきて作ってくれました)
皆に大好評だったそうなのですが
私はトラブル発生のために急きょ社外に出ていたので、食べることができませんでした。

夕方帰社すると、ジョンさんが私を見てハッとして
「アイスクリーム、ナクナリマシタ…」
と言いました。

「ゴメンナサイ…」と悲しそうに言うジョンさんを見て
私は大変申し訳ない気持ちになってしまいました。

ジョンさんのアイスをほったらかして社外に出るなんて
私はなんて薄情な人間でしょうか。
胸をかきむしりたくなる勢いでした。

「謝らないでください。仕方がなかったのです。
 食べられなくても、ジョンさんのその気持ちだけでとても嬉しいのです。」
というようなことを、どもりながら一生懸命英語で言いました。
しかし、ジョンさんはかつてないほどに、しょんぼりしていました。



大変申し訳なく思った割に、そのことをすっかり忘れていた翌朝
出勤した私のところにすぐにジョンさんが近づいてきて、こう言いました。

「冷蔵庫ニ、アイスクリームガ残ッテマシタ! (※誰かが取っていてくれたらしい)
 マダ大丈夫ト思イマスカラー、食ベテクダサイ!」

そのジョンさんの輝く笑顔を見て、私の心は十分満たされたのですが
彼の心に報いるために、食べた感想を言わなければと
休憩時間に食べることを約束しました。


…という日に限ってトラブルが連発するものです。
あまりにも忙しくしていた私は
時折私を見つめるジョンさんの視線にも気づくことができませんでした。


帰宅前に私のところへ来たジョンさんは
大変真面目な表情で私を見て
「アイスクリームヲ食ベマシタカ?」と聞いてきました。

ああ、この表情は知っています。
農業機器の写真集を見せてきた時の顔です。
真剣に答えなければいけません。

「ごめんなさい、まだ食べていないのです。
 今日はあまりにもビジーです。
 ジョンさんの優しさが、冷蔵庫で私を待っていると思うと
 まだ食べていないことを大変心苦しく思います。


それを聞いたジョンさんは oh…!と言って眉を下げ
「ノリサンハオ疲レサマデスカラ、イツデモ良イノデス。
 デモ休憩ヲ取レナイノハ、シンドイデス。
 OK、ガンバッテ。」
と言って帰宅されました。


その日の帰宅前に、冷蔵庫前でアイスを立ち食いしました。
チョコレート味のアイスは、とても甘くて
ジョンさんの優しさの分、他のものよりも元気が出る味がしました。


翌日、私は真剣にジョンさんに感想を告げました。
「アイスクリームはとてもおいしくて
 体は冷えたはずなのに心は暖かくなりましたよ。」


同じく真剣に聞いていたジョンさんは、oh…と言って頬を赤らめ
めずらしく照れたように早口でこう言いました。

「私ノ故郷ノ、イリノイ州デハ
 マイナス20℃デモ、アイスクリーム食ベマス」


私は関西スペックを抑えきれず
「それはやめた方がええで!」と言いました。
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ジョンさんと私(初対面編)

うちの職場には、アメリカ出身のジョンさんという人がいます。

彼は丁寧に仕事をする、とても勤勉な方なので
皆に信頼され、好かれています。

しかし、真面目すぎるが故に
個性的なところもたくさんあります。
彼と出会った瞬間、私にはそれが正確に理解できました。


なぜなら彼は、初対面の私に向かって
いきなり農業機器の写真集を
見せてきたからです。



「…大きな…機械ですね…」
と仕方なく言った私の顔を、彼は凝視しながら
「コレハ、15レツ、刈レマス」
と言いました。


ジョンさんはアメリカの農家で育ったので
農業について皆にもっと知って欲しいと思っていたらしいのです。

しかし、この時はそんな事情は知らなかったので、
私は彼のあまりにも真剣な表情を見て
こちらも真剣に返さなければいけないのかと思い

「マイファミリーのホームタウン(※田舎)は
 アグリカルチャーがメインインダストリーです。
 メカニゼーションされたアグリカルチャーは
 メニープロブレムを含みつつも
 soインポータントかつインタレスティングだと私は思います。」

というようなことを言いました。

すると、ジョンさんは
真面目な表情のまま oh…と言って頬を紅潮させ
先ほどの写真集の別のページを開き
「コレハ、20レツ、刈レマス」と言いました。

私もoh…と返しました。



写真集に反応したのが嬉しかったのか
ジョンさんは私のことを気に入ってくれたようです。
以来、毎日のように真面目な表情で私に話しかけてきて
謎のコミュニケーションを繰り広げてくれます。

昨日は、コピーを取る私の後ろにいきなり立ち
「ヒトツ質問アリマス。
 ダダチャ豆、スキデスカ。」
とキました。

私は彼に背中を向けたまま、必死で笑いをこらえました。

知らざあ名前を聞かせやしょう

近頃の子どもたちの名前はバラエティに富んでいて
「それは思いつかなかった」というほどに斬新なものがありますね。

先日、最近は男児に「悟空くん」がいるということを知ったのですが
それを聞いて私が初めに思ったことは
私が中国の人だったら爆笑するだろうなでした。

もちろん、保護者が一生懸命考えてつけられたのなら
それはそれで素晴らしい名前だと思います。

でもやっぱり「西遊記の孫悟空」のイメージが前提なので
中国の人がこれを知ると
「古典的なお話の登場人物の名を外国人が付けている」
になると思うのです。

すなわち、「佐藤・悟空」や「鈴木・悟空」は
光源氏・スミス
キム・八房
弁天小僧・ムスタフスキー
陳・那須与一と同じだと思うのです。

もしこんな名前の方にお会いしたら、私は爆笑します。

そして
「日本にはドラゴンボールの影響で悟空君がいるのですよ。
 そちらはなぜ那須与一をチョイスされたのですか」と聞いて
国際交流をしたいと思います。

Appendix

プロフィール

のり

Author:のり
兵庫県在住のアラサー。
好みのタイプは草野仁。
笑いのツボはミラ・ジョボビッチと
木の実ナナです。

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