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面倒くさい恋バナ後日談(後編)

ファジーネーブルとパインジュースと共に
アボガドのサラダと、トルティーヤロールが出てきました。

トルティーヤのもちもちした厚めの生地は噛みごたえがあり
Yちゃんにうなずきつつ噛みちぎるのが大変です。
奈良公園の鹿も、せんべいを食べてる最中に新たなせんべいに対しておじぎをする時
こんな感じがするのでしょう。

Yちゃんの取り皿には、最初のバケットが乗ったままです。
それをうらやましそうに見るもう1人の友達の視線を気にしていて
私は手元をよく見ていなかったので
トルティーヤに巻かれてた牛肉の汁をズボンに垂らしました。
おいしいだけあって、ジューシーにもほどがある汁の量です。
「おしぼりぉぉぉ!自分におしぼりぉぉぉ!」という私の声によって
Yちゃんのお口がブレイクタイムを取りました。

私たちは今まで散々鍛えてきた、アイコンタクトをかわしました
このペースで最後までやられてはたまらないので、主導権を握らなくてはいけません。
おしぼりでズボンを拭きながらも、時間的に巻いて巻いて巻きまくるために
私たちが交互に質問を繰り出し、Yちゃんに端的に答えさせていきます。

彼はまだ忙しいのですか?
「いや、ピークは過ぎてさ…」
じゃあ今から誘いますか?
「いやー」
明日ですか?
「んーいやー」
いつですか、来春には彼は海外赴任するのですよ。
「実は転勤が早まって、来月になってん」
それを早よぅ言うて!

Yちゃんはやっと、私たちが最も聞きたかった部分を語り始めました。

Yちゃんは私たちとの約束を守り、仕事のピークを過ぎた直後に彼を誘って
2人で食事に行っていました。
しかし、例によって彼はそっけない態度と期待を持たせる態度を交互に見せるので
Yちゃんは「自分と付き合えるのか」とは聞けなかったそうです。

食事が済んだ後、彼はYちゃんを家まで送ってくれました。
そしてなぜか、彼は玄関の前で1時間近くも立ち話をして帰ろうとしないので
Yちゃんが「部屋でお茶でも?」と言おうとした瞬間、踵を返したそうです。

Yちゃんは今しかないと思い「自分はあなたが好きなのでお付き合いしたい」と伝えました。
彼は聞こえなかった振りをして帰宅しました。
4日後、彼の海外赴任が早まったことが発表されました。
もともとこの転勤は早く来ることを求められていて
彼の仕事の調整が付き次第、と言われていたものだそうです。

つまり彼は、Yちゃんとのデートの後、「来月から行けます」と言った訳です。
逃げたのです。

Yちゃんはちゃんと行動を起こしていました。
そして傷ついていたのです。
だからこの部分をなかなか言えなかったのです。
涙ぐんでいる彼女を見て、私たちも悲しくなりました。

Yちゃんはちゃんと気持ちを伝えたのにね。
電話でも食事中でも、彼だってYちゃんの気持ちを感じていただろうにね。
返事すらしたくないのなら、そもそも2人だけの食事に誘った時に断ってくれればよかったのに。

そんなことをポツポツと話し、私たちはYちゃんの気持ちを理解しようと努めました。
Yちゃんの恋はスッキリした結果にはなりませんでしたが
これでやっと、彼のことを諦められたか、見限ることができただろう、と私達は思いました。

少し沈黙が続いた後、もう1人の友達が突然店員さんを呼びました。
「ビール3つ」
脱パインの時が来ました。
彼女の意図をくんで、私も注文をします。
「スパイシーから揚げと、皮付きフライドポテト。」

そして、一応聞くだけのつもりで「Yちゃんは何かある?」と言いました。
Yちゃんはのんびりした声で言いました。
「ええーと、マルゲリータとアラビアータ。
 それからさっきのフライドポテトを、スパイシーフライドポテトに変えてください。
 あとポテトチーズグラタン。」


炭水化物ばっかり!!!
それに「スパイシー」かぶってる。

しんみりなぐさめムード、
滅多に飲まない苦いビールなんか飲んじゃいましょうよムードになっていた私たち2人は
度肝を抜かれました。
「全部話したらお腹が空いてきたわ。だって私しゃべるばっかりやったもんね」
そう言って、明るい表情で更にメニューを物色するYちゃんを見て、私たちは気づきました。

そうです。彼とのことは数週間前のことなので、とっくに気持ちの整理はついていたんです。
そもそもYちゃんが私たちを呼び出す理由はいつも
「独演会をしたいだけ」だったじゃないですか。

Yちゃんが立ち直っていることにホッとすると同時に
今日も長かったな、というげんなり感が蘇ってきました。

炭水化物をおいしくいただきながら
話題を彼からそらすために「今年のお正月休みは、十分に取れるの?」と聞いてみました。

「うん、彼の赴任先に遊びに行くねん」

「なんでよ!!?」
「だって来たらーって言ってたから。同期の5人で行くねん。」
「アンタは行かなくていいやんか!告白に知らん顔されたんやで!」
「まあ、それはずるいと思ったけど、はっきり言えない人なのよ…。
 それに転勤決まった後、会社で話した時に
 向こうに知り合いいなくて寂しいから気の会う子に来て欲しい、って私に言ったし。」

くだらん。本当にくだらん。
なんでまだその男を見限っていないのか。
懲りないYちゃんに私たちはほとほと呆れました。

ささやかな反抗として
Yちゃんが頼みすぎたので持て余し気味になった炭水化物を
彼女の皿にどんどん乗せて、「全部食べなよ」と言い渡しました。

何事もほどほどでやめとかなあかんねや、という教訓をこめて言ったのですが
Yちゃんは「うん!」と嬉しそうに返事をしました。


アンタ…厨房からスパイスもろてきて、鼻につっこむで。
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面倒くさい恋バナ後日談(前編)

以前書きました 友達の恋バナの続きをご報告します。

※私ともう1人の友達は共通の友人「Yちゃん」に定期的に居酒屋に呼び出され、
 好きな男性に告白するかどうかのグジグジを延々聞かされているという話です。
 そのせいでいつも食事をじっくり味わうことができません。
 (詳しい顛末

先日、Yちゃんから「その後のことを相談したい」とのメールが入ってきました。
そういえばそろそろ、県外の事務所に出向していた相手の男性が帰ってくる時期でした。

前回、Yちゃんは「彼が帰ってきたら食事に誘う」と言っていましたので
今回こそは進展が望めます。
少しは身のある話が聞けるだろうと、
私はめずらしくウキウキしながら、待ち合わせ場所に行きました。

今回は、いつもの安い居酒屋の予約がとれなかったため
ちょいとオサレな洋風創作料理の店がミーティングルームになりました。

これまたオサレなベルが付いた扉を開けて入ったところ、
Yちゃんともう1人の友達が、既に席に着いていました。
…これはあかん
2人の姿を見た瞬間、私はそう思いました。

Yちゃんは、私が来たことに気付くやいなや、小さなため息を吐きました。
この音は「独演会・恋の苦悩編」のスイッチが入る音です。
そしてもう1人の友達は、待つ間に少し恋バナを聞かされてたらしく
私が来た途端、Yちゃんの独演会オーラを脳の別次元に切り離し
心は「星新一が描くもうひとつの地球」のような所に行っています。

さっきまでの期待は一瞬にして消え
早速げんなりした気分になりながら、ミーティングはスタートしました。

導入部をまとめるとこうです。
「相手の男性は出向先から帰ってきましたが、
その後も担当の仕事が忙しく、バタバタしていました。」
ここまでの説明でかなりの時間がかかります。

その間、もう1人の友達は注文したカシスオレンジが濁っていることを気にして
少し飲んではグラスをライトにすかして見ています。
私は彼女に「生絞りオレンジで作っているから、色が濁っているのです」
ということを伝えるために、メニューの該当部分を無言で指差します。
友人は私に向かって目だけで納得を表現し、一気にあおります。
小学校の頃、男子が給食中にやっていた「牛乳早飲み競争」のように一気にあおります。
それに対して、私の頼んだパインジュースは生絞りではありません。
むしろ市販のものよりも薄い味がします。
それを目で伝えます。
友達は笑顔で「!」という顔をしました。正しく伝わりません。

つき出しに、薄切りバケットに明太子入りポテトサラダが塗ってあるものが出てきました。
私と友達は、それをチーズクラッカーを食べる時のアニメのネズミのように
前歯だけで急いで食べます。
まだ「始まったばかり」であるYちゃんの口調は大変力強いため
気持ちが落ち着かないのです。ゆっくり咀嚼できないのです。

さて、Yちゃんは彼のバタバタの日常の中で、思い切って電話をかけたそうです。
その電話では「2人で食事に行きたい」とは言っていないのですが(言えや)
「そのうちデートのお誘いをしたいのでまた電話したい」ということを伝えたそうです。

彼は、いつものように
「忙しいのでぼく大変。仕事以外考えられない。
 でもこのピークが終わったら、気が合う子と遊びに行きたいかもしれない。」と
Yちゃんに期待を持たせつつも、逃げ道を作った返答をしたそうです。

私たちは次に出てきた「タコのカルパッチョ」の量が少ないことにちょっとイライラしながら
彼のその対応にもイライラし始めました。

タコのカルパッチョはあくまでも、「タコ」がないと話になりませんやんか。
でも、このカルパッチョも、彼の返答も
「皿にビャー!とオリーブオイルが広がっているだけ」
みたいなものではないですか。
アンタ達どういう心積もりでおるのか。
そもそもYちゃんも、彼には「YES・NOで答えられる質問」しかしたらいかん
と散々言っているのに
なぜ毎回、次に宿題を残すようなことをするのですか。
タコを出せや、タコを。


…いつもはYちゃんの分も取り分けてあげるのですが
カルパッチョの瞬間だけ彼女の存在を失念したことにして、私たち2人で皿を空にしました。

Yちゃんは話すのに忙しいため
彼女が注文したカシスグレープの氷は、どんどん解けていっています。
薄まったカシスグレープは
「グレープジュースを屋外に放置して発酵させたような色」になってきました。
もう1人の友達はそのカシスグレープを横目で見てから、ファジーネーブルを頼みました。
脱カシスです。
私は薄いパインジュースをもういちど頼みました。
脱パインにはまだ早いのです。

(つづく)

着ぐるみユニフォーム案

少し前のことですが、「世界バレー」の試合を見て、私は感心していました。
この選手たちならきっと
着ぐるみを着ても機敏な動きができると思ったのです。

私はよく、スポーツ観戦中に
「ユニフォームが着ぐるみだったら面白いのに」と思います。
スピード感があるスポーツほどおもしろいと思うのです。

特にバレーボールでは
「リベロの選手のユニフォームが他の選手と少し違う」というのが
おいしいではないですか。

着ぐるみにおける掟は「あくまでベタ・誰にでも分かる」(自分内ルール)なので
それに則って、その時試合に出ていた中国チームについて考えました。

えー、パンダですね。パンダです。全員パンダです。
そしてリベロは笹です。
白黒の中に鮮やかな黄緑という色のコントラストも素晴らしいと思います。
パンダなら腕も上がりやすくて、アタックもしやすいでしょうし(着ぐるみ比)
笹は高さがあるので、レシーブに有利だと思います。
「ギョーザに1人だけ春巻き(長さが有利)」という案も考えましたが
パンダの圧倒的人気にはかなわないので、こちらはホーム用ユニホームにします。

①国際社会にアピールする国のイメージの分かりやすさ
②反発を招かない政治性のなさ(他国と競争している産業等は不向き)
③試合に勝つための形状の有利さ

という条件を満たすものこそ
優れたバレーのユニフォームなのです。
(※自分内ルール)


続いて他国も考えました。
アメリカ 
 アウェー:コークと1人だけペプシ
 ホーム:チーズバーガーと1人だけホットドッグ
韓国 
 アウェー:キムチと1人だけ白菜(漬かってない)
 ホーム:高麗人参と1人だけ独参湯
フランス 
 アウェー:バケットと1人だけクロワッサン
 ホーム:赤ワインと1人だけワイングラス
イタリア 
 アウェー:ピッツァと1人だけピザ釜につっこむ棒
 ホーム:オリーブオイル(瓶)と1人だけエキストラバージンオリーブオイル(瓶)
ロシア 
 アウェー:白鳥と1人だけ黒鳥(バレエ)
 ホーム:くるみ割り人形と1人だけくるみ
オランダ 
 アウェー:風車と1人だけチューリップ
 ホーム:ゴーダチーズと1人だけエダムチーズ
日本 
 アウェー:寿司と1人だけガリ
 ホーム:石と1人だけコケ

フランスのバケット×クロワッサンのように色味にほとんど違いがない場合は
高速で動くと相手チームに混乱をきたすので、有利かもしれません。
ロシアの白鳥の湖ユニフォームは動きやすいために断然有利ですが
「規定よりも綿が圧倒的に少ない」と国際バレー連盟から注意されるでしょう。
しかしくるみ割り人形が動きにくいのだからプラマイゼロだと反論します。

オランダの風車×チューリップは
2つの相関性が薄いために、ファッション評論家にはあまり人気がありません。

日本は「寿司」というくくりの中でひとりひとりネタが違うのですが
イクラの人がボールの変わりにイクラを飛ばしたりするので反則を取られます。

石×コケは日本庭園をイメージしましたが
世界レベルでは理解されにくく見栄えも悪く
寿司と相まって形状的にも全く有利ではないため
そのデザイナーは酷評されます。
「着ぐるみで精神性を表現しようなんて空気読めてない。
とか言われるのです。

そこが日本らしいなぁと思います。

夢色も曇るわ

書きたい記事もあるのですが、なかなかまとめきれないので
小ネタを書きます。

某カステラメーカーの広告です。
201010111637000.jpg

「生地にも栗が練りこんでます。」
なんだろう、この栗がマッチングしていない感じ。
香りと食感のダブルハーモニーは絶品だそうですが、
それについても不協和音が…。
ハーモニーって、基本シングルではないですよね。


次は雑誌MOREの表紙です。
201011011955000.jpg
いやぁ、すごい時代になったもんです。
ヒルクライムの歌詞と同じく、言葉の軽さにクラクラします。


そして衝撃のこれ。
201011071015000_20101118220231.jpg
夢色パティシエールなのに!?
プロフェッショナルになると色々あるんでしょうかね。

昔、テレビ欄に載ってたアニメ「キュロちゃん」のサブタイトルが
「毛が生えた」だった時と同じくらいの衝撃でした。

ビタミンforあまのじゃく

職場の給湯室のお茶は、皆でお金を出し合って買っています。

今期は私が買出し係なのですが、風邪が流行る季節になったので
他のものと合わせて、ビタミンCの粉末ドリンクも買ってみました。

ところがこれが
「ポポンS」をお湯に溶かしたようなIt's vitamin!という味だったので、
全然人気がなく
購入後1ヶ月たっても、24本入りの残量が20本という有様でした。

しかし、買い出し係としては、ぜひ皆さんに飲んでもらいたいのです。
と言っても、私は別に、同僚達の風邪を心配している訳ではありません。

給湯室に根強くある
「皆のお金で買ったお茶を簡単に捨ててはいけない」という暗黙の了解により
先輩Aさんが買出し係の時に買ってきた
「オレンジマンゴーティー」「くずしょうが湯」
もう2年ほど棚にさらしてあるのを見ているからです。

マンゴーティーの強烈なスメルと
「いつまでも熱々で仕事の合間に飲めない」というくず湯の特徴を思い出す時
誰もが先輩Aさんのミスチョイスを思うのです。

困りました。
このままでは、私もミスチョイスレディースに入れられてしまいます。

そこで私は頭を捻り、こんなものを貼ってみました。
201011111528001.jpg
こう書けば、返って興味をそそるかもしれないと思ったのです。

案の上、皆の手が伸び始めました。
私のキャッチコピーによって、皆の会話も弾みます。
「普通においしいやん。」
「まずくないよね。」
「のりさんの入れ方がまずかったんじゃない?」
「たぶん薄く入れすぎたんだよ。」
「いっつもコーヒーか麦茶か分からんくらい薄いのを飲んでるもんなぁ。」

別に私は薄く入れた覚えはありませんし
例え濃く入れようがまずいものはまずいのですが、話を合わせておきました。

3日前に貼ったのですが、本日の残量は4本。
負けるが勝ちとはこのことです。

Appendix

プロフィール

のり

Author:のり
兵庫県在住のアラサー。
好みのタイプは草野仁。
笑いのツボはミラ・ジョボビッチと
木の実ナナです。

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